池井戸 潤著 "シャイロックの子供たち”
久しぶりの池井戸潤さんの”シャイロックの子供たち”です。
池井戸さんのがっつり銀行系は、ちょっと拒絶反応で読んでなかったのです。
ほっといても銀行の話はいつも出てくるし、あの悪の強い感じの銀行が全編だと
吐き気を催すから。。。と思っていました。ちょっと、銀行中心の語り口調が
嫌味な感じするし。(失礼ですが。。。)
今回のこの話は、がっつり銀行系で、やっぱちょっと僕には癇にさわるます。
中盤までは、ずっとこんな感じなら嫌だなぁ。。大したこと起こらんし、各々の話も
あんまからんでこんし、銀行内のオムニバス小説かぁと残念に思っていました。
が、前置き(背景?)が長いだけで、事件はしっかり起こります。
なので、中盤までは我慢して読みましょう。
中盤からは、一気に読めます。面白いし、前半で登場人物どんなキャラかもわかってるので、
読んでいて楽しいです。
でも、登場人物がちょっと多い!です。あれ?これ誰だっけ?この人、前いたっけ?
ってなります。いまいち、最後はすっきりしないかもしれませんが、中盤以降の展開を
期待して読みましょう。。
でも、あの感じの銀行の描き方は苦手だー。
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