雫井脩介著 ”犯罪小説家”

久しぶりに、雫井さんの作品です。


今さらながら、犯罪小説家を読みました。



タイトルからは、もっと、クライムサスペンスみたいなものを想像しましたが、


中身は、ノンフィクションのストーリーの取材という設定が主軸で展開されます。


相変わらず、雫井さんの取材は、面白いと感じさせてくれます。


(マニアックなイメージが・・。)


本作の、主人公(?)の女性の心情と重なるところが多いのではないだろうかと、


変に思ってしまいました。


と、本題と関係ない話をしましたが、この物語の面白いところは、登場人物の心情の


重なりかと思いました。展開は、若干強引な気もしてしまうのですが、それを忘れて


読み進めたい欲求にかられました。特に、最後のクライマックスでは、どんどん先を


読まずにいられない面白さがありました。


雫井さんの作品は結構読んでいますが、雫井さん”らしい”一作だと思います。


#好み分かれるかなぁ・・・。

0コメント

  • 1000 / 1000